水槽用クーラーのススメ(2018年5月更新)

ZC-100 ゼンスイ
記事公開:2017年8月22日
最終更新:2018年5月8日


水槽クーラー。

夏場の水温管理を完璧にこなす最終アイテム。

値段が高いことや電気代、設置の難しさなど、
ハードルが高いアイテムでもあります。

でもね・・・
実はハードルは高くないものだったりします。



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水槽クーラーの電気代

まず最初に気になること。
それは水槽クーラーの電気代ではないでしょうか?

自分が使っている機種の最新モデルで計算してみます。

ゼンスイのZC-100αの場合
消費電力112W×8時間(8時間運転/日として)
=0.9kW×25円=1日22.5円

22.5円(1日)×30日=675円/1ヶ月

60cm水槽用で電気代は
500~700円/1ヶ月


水槽クーラーは常に動いている訳ではなく、
設定温度より水温が上昇すれば都度冷却し、
冷却完了すれば待機状態となるので、
実は運転時間としては少ないんです。

上記計算では1日8時間稼働としましたが、
実はもっと少ないです^^
断続的に稼働しないので概算ですが、
感覚的に1日延べ3時間程度と思います。

実は簡単な水槽クーラーの設置と配管

水槽クーラー導入のハードルを高くしているのが
設置の難しさ、配管の難しさだと思います。

これは「難しい」ではなく「難しそう」なんです。

設置自体は実は難しくないのですが、一点注意として
外部式フィルター利用が条件となります。

外部式フィルターとは・・・



↑こんなフィルターです。

この条件さえクリアしておけば実に簡単です。

外部式フィルター環境はこんな感じですね。



水槽クーラーの設置方法としてはフィルターと
水槽(出水パイプ)の間に中継させる形となります。
水槽クーラー 設置方法

こんな感じの接続となります。

水槽クーラーの接続はたったこれだけ。

簡単でしょ?

ただ、外部フィルターや水槽クーラーなど
機器が接続され、そこに水が循環するわけ
ですから、メンテナンスでフィルター掃除
などの際、取り外しや水抜きなどが
大変そうですよね・・・

そこでメンテナンスを手軽に簡単にする
ための工夫を紹介します^^




水槽クーラー接続にはダブルタップがオススメ

水槽クーラーを設置した際、フィルターの掃除など
メンテナンスの時に配管(ホース)を外す必要が
出てきます。
その際クーラーとフィルター間の水を抜かないと
水浸しなんてことも起こりえます。

そこで活用するのがダブルタップ



これをどう活用するかというと~

フィルターと水槽クーラーの配管に
ダブルタップを接続することで、
取り外しや設置、メンテナンスが
劇的に手軽で簡単になります。

水槽クーラー 設置方法
このようにダブルタップを使って接続します。


メンテナンスなどクーラー取り外しの際は
ダブルタップを下記のように外して
水槽クーラー 接続方法

出水パイプのホースをフィルターのホースに
接続するだけでOKとなります。
水槽クーラー設置方法

このように、水槽クーラーにもダブルタップを
利用しておくことで、フィルターやクーラー
取り外しの時など、ダブルタップで簡単に
取り外すことが可能となります。

水槽クーラー取り付けの際は是非ダブルタップを
活用することを強くオススメします。





水槽クーラーの選び方

水槽クーラーにはペルチェ式とチラー式の2種類
の方式が存在します。

ペルチェ式水槽クーラー

冷却効率が低いため電気代は高めになりますが
サイズを小型にすることが可能です。
そのような背景から、比較的低価格で45cm水槽
程度まで対応の小型水槽用クーラーが多いです。

ペルチェ式水槽クーラー = 小型水槽用

チラー式水槽クーラー

冷蔵庫と同じコンプレッサーで冷却します。
冷却効率が高いので電気代は安くなります。
とにかく安定して冷却できるので、特に60cm以上
の水槽に対してはチラー式を選択することが
一般的となります。

例えば水槽が30cmキューブなど60cm以下でも
チラー式であればキャパが広くなるので、
結果的に電気代も安く余裕で運用できます。

チラー式水槽クーラー = 小型から大型水槽まで


水槽クーラーの選定条件


個人的な考え方ですが、水槽クーラーは値段が高く
何度も買い替えするものではありません。
また水温管理する要であり、生命線になるワケで、
機械(モデル)の信頼性、メーカーサポートの
安心度なども高く考慮しておくべきと思います。

  1. モデルとメーカーの信頼性
  2. 対象水槽のサイズと冷却方式

この2点が考慮するポイント。
メーカーの信頼性で、自分がオススメするのが
ゼンスイというメーカー。
こちらは水槽クーラーとしてトップブランド。
メンテナンスもしっかりしてくれて対応も早く、
安心できるメーカーです。
もし迷ったらゼンスイのクーラーにしておけば
まず間違いないと断言できます。

以上を踏まえ、オススメのモデルとしては


チラー式水槽クーラーならこちら。

この先代モデルZC-100を自分は2台利用しています。
かれこれ数年使っていますが故障歴無し!
しかもその数年間は年中連続稼働ですから
信頼性は高いです。

30cmキューブとか60cmレギュラー水槽に
使う水槽クーラーならZC-100α一択で
間違いないでしょう。

ホント安心して使っています^^







ペルチェ式水槽クーラーならこちら。

45cm水槽までが適合サイズとなるようですが
小型水槽には丁度良いと思います。
何といっても2万円を切る価格帯でゼンスイの
クーラーですから。
ちなみにこのモデルは冷やすだけでなく、
温める機能もあるので、水槽内にヒーターが
不要になるメリットもあります。

30cm以下の小型水槽で小規模に使うとすれば
自分ならこのゼンスイのTEGARUを使います。

何といっても信頼のゼンスイですから。




あとがき

アクアリストにとって夏の水温対策は悩みの種。
そんな悩みを解消してくれるのが水槽クーラー。

水槽クーラーの導入というと何かと
ハードルが高く思われがちですが、
この記事を読んでもらって、少しでも
ハードルを低く感じて頂ければ幸いです^^

あと水槽クーラーの選び方。
  • ペルチェ式水槽クーラーは小型水槽用
  • チラー式水槽クーラーは60cm以上用(小型水槽もOK)

導入予算に余裕があればチラー式一択に
されれば長い目で見て間違いなしです。


アクアリウムの機器の中でも費用対効果が
一番高いと実感したのが水槽クーラーです。

初期費用は少々高いですが、少し無理してでも
導入して絶対に損はしないものと断言できます!

いつでも水温を一定に管理できるということは
水質の安定、生体や水草の健全な育成につながります。

水槽クーラー導入は精神衛生上良いんです^^

この記事で水槽クーラー導入を検討している方の
背中を後押しさせて頂きます\(^o^)/


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2 件のコメント :

  1. ゼンスイ、チラー式、ダブルタップ設置、、、φ(..)
    導入するときの参考に致します♪

    ちなみに、うちでは部屋を1日中カーテン締め切り、ファン24時間稼働で乗り切ろうとしてます(;・∀・)

    今年はなんとか乗り切れそうですが、カーテン開けたいし、来年には導入したいですね~(;^ω^)

    返信削除
    返信
    1. >せい@藍色さん
      この3つは是非とも覚えといてくださいね。
      水槽クーラーで間違いない方程式ですので(・ω・)ノ

      ファンは水位や水温変動でソワソワしますよね(;^_^A
      カーテン閉めっぱなんて・・・

      アクアリストって何かと水槽中心に生活が振り回されている。
      アクアあるあるでしょーか(*´▽`*)

      削除

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