水草水槽の作り方(あった方がよいもの編)

水草水槽 作り方

アクアリウムの中でも魚というよりも
水草が主役に近い水草水槽。
水槽内の限られたスペースで水草を植栽
して小さな生態系を再現する。
一見難しそうなアクアリウムですがコツ
さえおさえておけば意外と簡単です。

この記事では水草水槽の作り方と題して
水草水槽を始めるにあたって準備している
と助かるアイテムをご紹介していきます。


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関連記事の水草水槽の作り方(準備編)
水草水槽を始めるにあたって最低限準備して
おきたい物をご紹介しました。
水草水槽の作り方(準備編)

この記事に引き続き、できるだけ準備して
おきたい物を優先順位の高い物から
以下のとおりです。

  1. 水槽ヒーターと水温計
  2. エアーポンプ(ブクブク)
  3. 水質調整剤
  4. 肥料
  5. ピンセット
  6. 水槽ファン
  7. 水槽クーラー


必要に応じてという考え方ですが、予算に
合わせて順に揃えておくとよいでしょう。

上記7項目について順に説明していきます。


水槽ヒーターと水温計

水草及び魚は適切な温度管理が必要で、
水温が低過ぎても高過ぎてもうまく育ちません。

水草の適切な水温は一般的に20度~26度
熱帯魚の適切な水温は一般的に20度~28度
エビの適切な水温は一般的に20度~28度

以上を踏まえて水槽の温度管理としては
24度~26度を維持することが望ましいです。


特に注意したいのが冬場。
気温が下がると水槽内の水温も下がります。
真冬になると水温が10度を切ることもあり
水温が下がると熱帯魚の場合、白点病など
魚病が蔓延し、全滅なんてこともあります。

水槽ヒーターは24度固定のタイプであれば
24度以下になると作動し、24度まで水温を
上げてくれます。
夏場は基本的に水温が上昇傾向にあるので
ヒーター作動の比率は少ないですが、エアコン
や水槽用クーリングファンなどで冷やし過ぎ
の際にヒーター作動することもあるため、
冬に限らずオールシーズン必要です。


水槽ヒーターの種類とおすすめ
  • サーモスタット内蔵のオートヒーター
  • ヒーターとサーモスタットの分離型ヒーター


基本的には上のオートヒーターで十分です。
オートヒーターはサーモ内蔵なのでコンパクト。
26度固定の設定になっており必要十分です。
また分離型よりも価格が安いのもオススメな点。

ちなみに水槽ヒーターは1年に1回交換すること
が望ましく、そういった点でも安くて簡単な
オートヒーターをオススメします。


水温計はアナログタイプで十分。
電池も要りませんし価格が安いのは正義です。


エアーポンプ(ブクブク)


酸素供給(エアレーション)のためのエアポンプ。
通称ブクブクです。
水草水槽は水草が完全に育ってくると水草が
活発に光合成し、水槽内への酸素供給を行います。

ですので日中(照明点灯時)は問題ありませんが
照明消灯時(夜間)は光合成は行われません。
その際、水槽内の生体(熱帯魚やエビ)、水槽内
のろ過バクテリアが酸欠を引き起こすため、
水草水槽では夜間エアレーションするのが一般的。

ろ過バクテリアが酸欠状態になるとバクテリアは
死滅して水槽内は白濁りが発生してしまい、ろ過
不足となってしまいます。

生態系にとって酸素は重要な役割を果たしますから
エアーポンプはできるだけほしいところです。

おすすめのエアーポンプがこちら。
パワーが強く音が静かなのが特徴。
夜間にブクブクが発する「ブーーーーーー」
という音と振動は気になるもの。
この音と振動が実に静かで気になりません。


水質調整剤(カルキ抜き・バクテリアの素)

水道水には各家庭に無菌状態で届けるため、
残留性のある塩素が含まれているのはご存知
かと思います。
人間に対しては無害なレベルなのですが、
水槽内の生体(魚、水草、バクテリア)に
対しては猛毒になります。

そこで水質調整剤を使って無害化します。

水道水をバケツに数日間汲み置きする方法も
あるのですが・・・
実際のところやってられませんよね(;^ω^)

自分が水槽立上げ時に使う水質調整剤はこちら。


水道水に規定量添加すればすぐに無害化されます。
水槽立ち上げ時の水づくりや、定期的な水換えの
際に使います。
この手の所謂カルキ抜きは必需品ですので、
常に家に在庫しておくようにしましょう!


バクテリアの素


水槽内のろ過バクテリアは水槽を稼働すれば
自然に繁殖してくれるのですが、少々時間が
掛かります。繁殖するまでの間、当然水質の
安定も遅れるワケですので、バクテリアの素
をあらかじめ添加しておいて、ろ過バクテリア
の繁殖を促進させてやります。



水草の肥料

水草を健康に育てるための肥料です。
基本的にソイルには水草育成に必要な栄養が
含まれていますが、不足しがちな鉄分やカリウム
などをソイルの中に埋め込み、根から効率的に
栄養を与えます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
テトラ イニシャルスティック 300g【HLS_DU】 関東当日便
価格:930円(税込、送料別) (2017/3/1時点)
ソイルの中に埋め込むタイプの肥料の定番が
こちらのイニシャルスティックです。
古くから水草水槽をする人の中でも信頼の厚い
定番肥料というのは心強いですね。

他には液体肥料も色々とありますが、液肥は
扱い方を間違えると水槽内がコケまみれになる
こともありますので、立ち上げの際はまず固形
肥料を使った方が無難です。


水草用ピンセット

水草植栽する際に使います。
自分は最初は100円ショップので十分と思って
いましたが、実際に植栽してみると全くダメ。

水草用のピンセットは長くて先が細いため、
田植えのように細かい作業もしっかりこなせます。

水草用ピンセットを使って植栽するという行為
だけでもテンション上がりますよ(*´▽`*)


水槽用クーリングファン

冒頭で水槽ヒーターの紹介をしましたが、
その逆で夏場の水温対策です。
エアコンがしっかりきいた部屋の水槽ならば、
あまり心配はいらないのですが、現実的に24時間
エアコンつけっぱなしはできませんよね。

真夏の部屋の室温は40度を超えることもあり、
そうなると水温も30度を普通に超えます。
水草は水温が上昇すると溶けてしまいます。
熱帯魚やエビも30度付近になると飼育は難しいです。

そこで手軽に水温上昇対策できるのが水槽ファン。

このようなアイテムで、水面に風を当て気化熱で
水温を下げるものです。

このような水槽ファンを利用すれば、真夏で概ね
2~3度水温が下がります。
これで何とかギリギリのレベルですが、水温対策
が可能となります。
ただし、気化熱を利用するので水槽内の水がかなり
蒸発しますので、定期的な足し水が必須です。

夏場は少なくとも用意しておきたいところです。


水槽用クーラー

上記と同じく夏場の水温上昇対策です。

水槽ファンは2~3度水温を下げながら足し水したり
温度調節したりと安定とはなかなか言い難い管理
となってしまい、落ち着いて留守もできなかったり。
正直、精神衛生上よくないんですよね。

そこで水槽用クーラーの導入です。

自分が愛用しているのがこのゼンスイのZC-100
という水槽クーラーです。
水槽クーラーでは評判の高いメーカーと機種で
以前故障の際はこちらが恐縮するほどの神対応
でした。
故障が悪ではなく、機械ものは故障がつきもの。
その際のフォローをしっかりしてくれるかが
大切だと思います。
そんな意味でもゼンスイのZC-100はオススメです。


さて、自分は前述のとおり精神衛生上よくない
という理由から水槽ファンをやめ、水槽クーラー
を購入しました。


水槽クーラーの電気代は意外と安い!


水槽クーラーは価格が高いこともありましたが、
それよりも電気代が気になりました。


チャームのホームページより引用
1日の電気代 → 95W×12時間÷1000×25円 = 28.5円
1ヶ月の電気代 → 28.5円×30日 = 855円
※上記内容は一例です。環境やご契約内容により誤差があります。


ということで1ヶ月の電気代は多く見積もっても
1000円程となるワケで意外と安いんです。

水槽用クーラーは水温を25度に設定しておけば、
水温が上昇した時のみ動き出し、25度に水温を
下げてくれます。
ずっと回りっぱなしじゃないので実はエコだったり。

したがって水槽ヒーターとクーラーを併用して
いるウチの水槽は水温管理の手間が全く掛からず
完璧な管理ができています。

初期投資は少しかかりますが、ランニングコスト
は意外に安いので水槽クーラーはオススメですよ。
夏場の水温管理は本当に大変ですから。



あとがき

以上が水草水槽を作る際にあったほうがいい物
の説明となります。

以上を踏まえ、水草水槽の立ち上げに入って
いくとスムーズではないかと思います
水草水槽の作り方(立ち上げ方)


この記事でご紹介した物については常識を逸脱
しない信頼性のあるものだけに厳選しています。

是非ご参考にして頂けると幸いです。


⇒関連記事
水草水槽の作り方(準備編)

水草水槽の作り方(立ち上げ方)


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